2012年01月23日
ひつじフランス語ブログレッスン:女性名詞/男性名詞
皆さん、bonsoir!
今日から、定期的にフランス語の厄介なところについて説明を行いたいと思っています。
第1回のテーマは男性名詞/女性名詞です。
「フランス語って難しいよね」と言われている原因の一つとして、男性名詞/女性名詞のことはよく指摘されます。
例を挙げてみると、テーブルのことは、
「une table 」(ユヌ タブル)と言います。名詞(table)の前についている冠詞は「unE」なので、テーブルは女性名詞だと判断できます。
もう一つの例をみると、ケーキのことは、
「un gâteau 」(アン ガトー)と言います。名詞(gâteau)の前についている冠詞は「un」なので、ケーキは男性名詞だと判断できます。
まず不定冠詞(「un」「une」)のことなのですが、英語では「a table」、または「a cake」の「a」に当たるものです。英語では男女の区別がないため、「a」をどの名詞の前にでもつけることが出来ます。
英語と違ってフランス語では、各名詞には「男」か「女」という情報が含まれています。例えば、テーブルは「女」で、ケーキは「男」です(ことばに男女の区別がつくってかなりアホな話に聞こえますよね)。とりあえず、基本的なルールとして、男性名詞の前につける不定冠詞は「un」で、女性名詞の前につける不定冠詞は「une」になっています。
(ps:不定冠詞っていうことばが怖いと思う方、ご安心下さい!フランス人ですら、ほとんど誰もわかっていないことばですだからといってちゃんとしたフランス語が話せますよ!
日本語母語話者から見れば、「え〜 なんで?」っていう反応は自然であろう!
なぜテーブルは「女」で、ケーキは「男」になっているかという質問に対して、答えは簡単:理由がない!
そして、誰が決めたのかという質問に対しても、答えは簡単:知らない!
唯一挙げられる原因はラテン語の影響のことです。現在のフランス語は色々な面において(文法、語彙、動詞の活用…)ラテン語に強い影響を受けていると言えます。例えばラテン語では、「a」で終わる名詞がほとんど100%女性名詞であり、フランス語の場合は語尾は母音「e」で終わると、女性名詞である可能性が高いと言えます。
今から教えるコツを使えば必ず当たるとは限らないのですが、80%以上の確率で当たると思ってください!
「ある名詞の最後の文字は「e」の場合、80%の時その名詞は女性名詞である」
これから、自分の身の回りの物について調べてみて下さい。強い傾向があることに気付くと思います。例文でご確認下さい。
シャーツ:une chemise (ユヌ シュミーズ)
椅子:une chaise (ユヌ シェーズ)
ネクタイ:une cravate (ユヌ クらヴァトゥ)
腕時計:une montre (ユヌ モントゥる)
車:une voiture (ユヌ ヴォワテューる)
ベルト:une ceinture (ユヌ サンテューる)
上着:une veste (ユヌ ヴェストゥ)
靴:une chaussure (ユヌ ショスーる)
指輪:une bague (ユヌ バグ)
タルト:une tarte (ユヌ タるトゥ)
もちろん例外もある(男性名詞の「電話」:un téléphone )のですが、上記の例文を見てわかるように,あれだけの偶然はないであろう!
今日のワンポイントは以上です。女性名詞を見極めるコツを覚えて頂けたでしょうか。結論としては、フランス語は難しい言語には見えるけど、簡単に覚えられるためのコツがたくさんあります。少しずつ覚えておきましょう!
À bientôt
ひつじ先生
今日から、定期的にフランス語の厄介なところについて説明を行いたいと思っています。
第1回のテーマは男性名詞/女性名詞です。
「フランス語って難しいよね」と言われている原因の一つとして、男性名詞/女性名詞のことはよく指摘されます。
例を挙げてみると、テーブルのことは、
「une table 」(ユヌ タブル)と言います。名詞(table)の前についている冠詞は「unE」なので、テーブルは女性名詞だと判断できます。
もう一つの例をみると、ケーキのことは、
「un gâteau 」(アン ガトー)と言います。名詞(gâteau)の前についている冠詞は「un」なので、ケーキは男性名詞だと判断できます。
まず不定冠詞(「un」「une」)のことなのですが、英語では「a table」、または「a cake」の「a」に当たるものです。英語では男女の区別がないため、「a」をどの名詞の前にでもつけることが出来ます。
英語と違ってフランス語では、各名詞には「男」か「女」という情報が含まれています。例えば、テーブルは「女」で、ケーキは「男」です(ことばに男女の区別がつくってかなりアホな話に聞こえますよね)。とりあえず、基本的なルールとして、男性名詞の前につける不定冠詞は「un」で、女性名詞の前につける不定冠詞は「une」になっています。
(ps:不定冠詞っていうことばが怖いと思う方、ご安心下さい!フランス人ですら、ほとんど誰もわかっていないことばですだからといってちゃんとしたフランス語が話せますよ!
日本語母語話者から見れば、「え〜 なんで?」っていう反応は自然であろう!
なぜテーブルは「女」で、ケーキは「男」になっているかという質問に対して、答えは簡単:理由がない!
そして、誰が決めたのかという質問に対しても、答えは簡単:知らない!
唯一挙げられる原因はラテン語の影響のことです。現在のフランス語は色々な面において(文法、語彙、動詞の活用…)ラテン語に強い影響を受けていると言えます。例えばラテン語では、「a」で終わる名詞がほとんど100%女性名詞であり、フランス語の場合は語尾は母音「e」で終わると、女性名詞である可能性が高いと言えます。
今から教えるコツを使えば必ず当たるとは限らないのですが、80%以上の確率で当たると思ってください!
「ある名詞の最後の文字は「e」の場合、80%の時その名詞は女性名詞である」
これから、自分の身の回りの物について調べてみて下さい。強い傾向があることに気付くと思います。例文でご確認下さい。
シャーツ:une chemise (ユヌ シュミーズ)
椅子:une chaise (ユヌ シェーズ)
ネクタイ:une cravate (ユヌ クらヴァトゥ)
腕時計:une montre (ユヌ モントゥる)
車:une voiture (ユヌ ヴォワテューる)
ベルト:une ceinture (ユヌ サンテューる)
上着:une veste (ユヌ ヴェストゥ)
靴:une chaussure (ユヌ ショスーる)
指輪:une bague (ユヌ バグ)
タルト:une tarte (ユヌ タるトゥ)
もちろん例外もある(男性名詞の「電話」:un téléphone )のですが、上記の例文を見てわかるように,あれだけの偶然はないであろう!
今日のワンポイントは以上です。女性名詞を見極めるコツを覚えて頂けたでしょうか。結論としては、フランス語は難しい言語には見えるけど、簡単に覚えられるためのコツがたくさんあります。少しずつ覚えておきましょう!
À bientôt
ひつじ先生
Posted by mouton at 04:09│Comments(0)
│フランス語のワンポイント
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